青木幸江の一言「アブラムシとアリの共生と裏切り」

最近の新聞に面白い記事が載っていました。

北海道大学の教授と院生の研究によると

『アブラムシが出す甘い蜜を食べるアリは、蜜の成分によって攻撃的になることを発見した。

アブラムシはアリを“操作”してアブラムシの天敵であるテントウムシなどを追い払う用心棒として利用していると考えられるとの事が分かった。』

とのこと。

つまり、「アリは餌として蜜を食べるかわりにアブラムシを天敵から守り、お互いに利益がある共生関係にあると考えられていたが、アリがアブラムシを何故裏切らないのかの仕組みはよくわかっていなかった」という事です。

 

この話で、私が何を興味深いと感じたかというと「昆虫でも、また、共生関係にあっても、裏切ることを前提と考え何故裏切らないのか?」という命題をこの研究者の方が考えたというところにあります。

そして、「お互い昆虫同志でも裏切りがある」と言うところにも感心しました。

だったら、人間にも当たり前にあるのは、妙に納得です。

 

研究の結果わかったのは、密には昆虫の意思決定に影響を与える物資である<ドーパミン>が多く含まれていることが分かり、その<ドーパミン>のお陰でアリがアブラムシの天敵を攻撃することでアブラムシは守られて、アリは更に<ドーパミン>を含んでいる蜜を引き続き食べ続けられることになり、止められない関係なんだそうです。

 

しかし、もっと強い<ドーパミン>を出してくれる虫に出会ったらアブラムシとアリの関係は続くのだろうか?と、ふと、思ったのです。

だって、人間の社会はそれがもとで裏切ったり裏切られたり、それで泣いたり騒いだり、社会が動いているような・・・。

ホント、厳しい世の中なんだから。