病気で休職している社員が退職することになりました。退職後も傷病手当金を受けることはできるのでしょうか。

次の要件を満たした場合、資格喪失後も傷病手当金を受給できます。
① 退職日まで被保険者期間が継続して1年以上あること。
② 退職日当日に傷病手当金を受けられる状態にあること。

①の要件については、「継続して」いることがポイントとなります。
現在の会社の在籍期間が1年未満の場合でも、前職との社会保険の資格が1日も空くこ
となく継続していれば、前職の加入期間を通算することができます。
但し、前職の社会保険は全国健康保険協会または健康保険組合に限るものとし、共済組
合・国民健康保険の加入期間及び任意継続被保険者の期間は通算されません。

②の「受けられる状態にある」とは、現に受けているか、報酬を受けている等により傷病手
当金の支給が一時停止されている状態にあることをいいます。
いずれの場合も、待期期間3日間(連続した3日間の労務不能期間)を完了し、かつ退職
日にも労務不能であることが必要です。

※退職日に出勤した場合は労務不能に当たらず、資格喪失後の傷病手当金は支給され
ませんのでご注意ください。なお、退職日を有給休暇とすることは可能です。

※資格喪失後の傷病手当金を受けている方が老齢退職年金を受給できる場合、傷病手
当金は支給されません。但し、老齢退職年金の額を360で割った額が傷病手当金の日額
より少ない時は、その差額が支給されます。

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